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海外音楽留学生ピックアップインタビューコーナー!留学生の生の声!!



 

ロイヤルアカデミー/英国王立音楽院

 

 

 

 

 
 

 

留学生インタビュー
第2回 
ウィーン国立音大
ヴァイオリン 科在学中
榎本麻衣子さん


[取材後記]

モーツァルト生誕250周年でにぎわうウィーン。まさにクラシックの本場中の本場、芸術の都ウィーンから、ヴァイオリニストの榎本麻衣子さんの留学インタビューをお届けします。
(BLM Staff 松本さやか)


 【留学生談】file.002は音楽の都ウィーンからお届け!
  榎本 麻衣子(Vn.)さんにインタビュースタート!


1.お名前を教えて下さい

榎本麻衣子です。

2.専攻楽器は?

ヴァイオリンです。

3.現在留学している学校、留学期間を教えて下さい。

ウィーン国立音楽・表象芸術大学(いわゆるウィーン国立音大)。
5年目に突入したところです。

4.日本での出身校を教えてください。

コテコテの桐朋生です。
子供のための音楽教室に始まり、高校音楽科、ソリストディプロマコースを修了しました。

5.留学をしようと思ったきっかけは?

高校3年の時、大学に進んであと4年間も同じように通うの・・・?トホホと思ったんです。それにひきかえソリストディプロマは修了するまでに必修科目が4つ程。あとの時間は練習しましょう!というコースで、学費も大学と比べてずっと安い。その時間とお金を使って留学先を探したいと思いました。そしてディプロマに入って1年目がおわる頃、高校を卒業してすぐにウィーンに渡った友達がドーラ・シュヴァルツベルクという「とてもかわいくてすごい先生がいる」と言うので、じゃあ遊びがてらいってみよー!とウィーンに行きました。
行ってみてそこにいたのは美人でおデブなロシア人でした。レッスンが始まり、私はブラームスの3番のソナタを弾き始めました。ところが2楽章に入って彼女は、この音楽は「疲れてるのよ」と言いだしたのです。十代の私には音楽に嬉しい悲しいはあっても、疲れがあるなんて感じたことはありませんでした。彼女が弾き初めて、私は生まれて初めて聴く疲れた音に完全に恋をしてしまったのです。日本に戻ってからも私はボーっと彼女の事を考えてしまうようになってしまったんです。疑問も不安も心配もいっさいなく、えーーーーい!と来てしまった感じです。

6.留学してよかったなと思うことは?

私が一番思うのは、色々な場所にすぐに旅行ができるところです。陸つづきなのに国境を越えればそこには本当に全く違う世界が広がっています。例えば私の住んでいるオーストリアとイタリアとは隣国同士ですが、彼らは果たしてお互いを好きになれることなどがありうるのだろうかと思うほど違います。そういう違った空気を頻繁に感じられるのがとっても楽しいし、感覚がリセットされて、体が軽くなるような気がします。

7.逆に苦労していることは?

ほとんど苦労はありません。
ちなみに未だここでも鼻が高くて目の青い人たちを外人さんと呼んでしまいますが、実は私がダントツ外人じゃないか!時々ここが日本だったらいろいろと楽なのになと思うことはありますが、それは仕方ないです。

8.語学はどうやって勉強しましたか?今現在どの位できますか?

日本で全く勉強せずに来てしまいました。ここの大学に入るまではあいまい英語で切り抜けましたが、2年目を登録するためにはドイツ語がこんなにできるよという証明書か、試験を受けなければならなかったので、1年目にウィーン大学のドイツ語学校に週2,3回のペースで通いました。でもドイツ語学校はホッホドイチュ(標準語)での授業で、いざ授業を終えて街にでると、ウィーン人がしゃべっている言葉がさっき習った言葉達だとは思えないぐらい違いました。ウィーン訛りを聞き取るのはなかなか大変です。ドイツ人も、「アレは訛りでなく、ウィーン語だ!」というくらいですから。
レッスンは先生の得意な英語で受けています。クラスの中で聞こえてくる言葉はロシア語がダントツ多いので、ロシア語を話せたら便利なのになと思います。ドイツ語はあまり好きではありませんし、得意ではありません・・・

9.今の留学先の国のよいところと悪いところをそれぞれ挙げて下さい。

偶然音楽の都に住みついてしまったわけですが、やはり都です。オペラは毎日違う演目で立ち見なら3ユーロで観ることが出来るし、多くの素晴らしい演奏家が一番いい状態でウィーン公演に臨む、そういう演奏会を聴くことができる。そして、自分の本番が終わった後のウィーンのビールは最高に美味しいです。
悪いところは各機関のシステム、窓口の対応です。とくに、電話を引こうと電話会社に行ったときのことはよく覚えています。申し込みをした後1枚の紙切れをくれ、「作業員があなたの家に行くので、日時を決めるためにこの番号に電話してください」と言うのです。なんと、その紙切れには「朝7時から9時まで電話受付中!」とありました。電話が無い人にこんな時間に電話しろなんてヒドイです。

10.今の学校(留学先)はどんな特徴がありますか?(日本と違うところや、
特色のある授業・カリキュラムなど)

伴奏者同伴のレッスンが基本です。1人の教授につき必ず2,3人の伴奏者がいて、学期ごとに各生徒に振り分けられ、実際には週に1時間程度のリハーサルをすることが必修になっています。他のクラスでどうしているかはわかりませんが、私のクラスでは必要なときは彼らの時間が許す限りリハーサルをしてくれます。例えば、ヴァイオリンコンチェルトやヴィルトオーゾピースは彼らも何百回と弾いているので、レッスンのためにわざわざリハーサルをすることはありませんが、ソナタやモダンピースはずいぶんやります。なんにせよ、日常的にピアノと一緒に弾けるというのはとてもいいことです。
またクラスの発表会も頻繁にあります。学期が始まって予定を立ててその発表会を目標にというクラスもあるようですが、私の先生は「突然弾けと言われても弾けるようにしておきなさいよ。ふふふ」という人で、昼間のレッスン中に「今夜やるわよ。ドレスもってきてね。」ということがあったりします。ドキドキ。

11.そのほか、留学の感想や学校の宣伝など、どんなことでも!

ウィーンについて一番自慢できることは水です。
遠くアルプスの高原からひかれていて、蛇口を捻ればいつでもおいしい水を飲むことが出来ます。
道にも水飲み場が多くあり、よく下の方を見てみると、なんとなんとワンちゃん用までついているんです。





 

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