
オペラと映画の最高に贅沢な出逢い
生誕250年を越えた今もなお、愛され続けている作曲家モーツァルト。彼のオペラの集大成『魔笛』が、俳優としても有名なケネス・ブラナー監督により映画として華麗に甦りました。ピーター・ムーア財団のバック
アップのもと、総制作費35億円をかけ、壮大なスケールで映画化。200年以上世界中の人々を魅了してきた『魔笛』の時代設定を第一次世界大戦の前夜に変え、より多くの人々の心に刻まれる魅惑的な映像として生まれ変わったのです。音楽監督・指揮を、世界中の一流歌手が共演を切望するジェイムズ・コンロンが勤め、人気急上昇中の若きオペラスターのジョセフ・カイザー、ベン・デイヴィス、シルヴィア・モイ、そして新人のエイミー・カーソン、さらにオペラ界のベテラン、ルネ・パーペ、リューボフ・ペトロヴァら、世界中から才能、技術、熱意溢れる出演者が新しい『魔笛』に息を吹き込みました。
映画「魔笛」のストーリー

パミーナとタミーノ
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第一次大戦前夜、兵士タミーノは、軍隊を率いる夜の女王に仕える3人の侍女に救われる。そして女王の魔法の笛を渡され、敵対する暗黒卿ザラストロにさらわれた娘パミーナを救ってくれと頼まれる。お調子者のパパゲーノとザラストロの神殿に向かうタミーノは、パミーナと恋に落ちる。火や水などの試練を乗り越え奇跡の愛の物語がつづられる。
ルネ・パーペのザラストロ
今現在15ぐらいのレパートリーを持つ当代随一のバス・バリトン歌手、ワーグナーとモーツアルトを中心に
したレパートリーの中、最近は「ドン・カルロ」のフィリポ2世や「ボリス・ゴドノフ」まで歌い、オペラ歌手として最高の時期を迎えています。そんな、ルネ・パーペのオフィシャル取材から彼の映画への思いを抜粋しました。

ルネ・バーべのザラストロ(写真左) |
パーペ: 「私は今まで『魔笛』は、オーソドックスな演出から歴史的演出、最新のモダンな演出のものまで、実に多くの『魔笛』を歌ってきました。でも、今回は初めての映画の『魔笛』に出演ですから、舞台と全然違った新しいコンセプトのものになって当然です。背景は第一次大戦で、戦場が舞台になっています。しかしそれは勿論架空の場所として特にどこの国だとか場所は特定されていません。全てオープンなつくりで、ファンタジックな世界を作っています。第一次大戦という設定は舞台では出来ない映画ならではの演出であるからこそ、映画を作った意味があると思います。この映画のメッセージである愛と平和を、そしてオペラの美しさ、モーツアルトの音楽の美しさを感じ、私の歌も聴いて美しいと思っていただきたいです。(笑) オペラを見るということの可能性を広げると言う意味でも映画のオペラは素晴らしいアイデアだと思います。子どもたち、若い人々、ティーンエイジャーたちも、もっとクラシック音楽に親しみ、オペラを見るということを楽しんでほしいです。」
大切な音楽をさせる出演者や音楽スタッフ

ケネス・ブラナー監督
(「魔笛」記者会見にて) |
「魔笛」の映画化となれば、音楽が重要になります。舞台のオペラより少し短い139分の映画では、ほぼ全曲をオペラ舞台同様に聴かせてくれます。その演奏は、ジェイムズ・コンロン率いるヨーロッパ室内管。コンロンは、パリ国立歌劇場音楽監督などを経て、現在、ロスアンゼルス・オペラ音楽監督を務め、1995年のオペラ映画「Madame Butterfly」ではサントラの録音を指揮している経歴の持ち主。オペラの舞台と同じく、映像を盛り上げる演奏を聴かせてくれています。タミーノ役のジョセフ・カイザーは、今年夏のザルツブルク音楽祭ではダレンボイム指揮「エフネギ・オネーギン」、秋にはメトロポリタンオペラの「魔笛」に出演する若手実力派歌手です。夜の女王役のリューボフ・ペトロヴァは、9月日本でのリサイタルが予定されていますし、ルネ・パーペは秋ドイツ国立歌劇場の「トリスタンとイゾルデ」の来日予定です。
映画「魔笛」公開記念のおいしい話
●東芝EMIより オリジナルサウンドトラック発売中 2500円(税込)
●青島広志さん(作曲家)、假屋崎省吾さん(華道家)の劇場トーク
●帝国ホテル 映画「魔笛」鑑賞券付宿泊プラン、インペリアルラウンジ、アクア・ランデヴーラウンジにてオリジナルケーキ“ザラストロ”を提供。チョコレートは定評のあるパティシエの自信作です。
●タカシマヤタイムズスクエア 12F〜14Fのレストランパークの全店にて「魔笛」メニューを展開中。ご注文の方の中から抽選で、豪華なプレゼントもあります。
●その他、陶磁器のローゼンタールの「魔笛」シリーズや阪急交通のオフィシャルツアーなど企画されていますので、詳細を公式サイトでご確認ください。
7月14日(土)公開 映画「魔笛」 公式サイト http://www.mateki.jp
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
監督・脚本:ケネス・ブラナー『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』
音楽監督・指揮:ジェイムズ・コンロン演奏:ヨーロッパ室内管弦楽団
出演/タミーノ:ジョセフ・カイザー/パミーナ:エイミー・カーソン/パパゲーノ:ベン・デイヴィス/パパゲーナ:シルヴィア・モイ/ザラストロ:ルネ・パーペ/夜の女王:リューボフ・ペトロヴァ
英語脚色:スティーヴン・フライ 2006年/イギリス/配給:ショウゲート
© The peter Moores Foundation-2006
記事執筆: 「魔笛」パブリシスト 梶谷
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